超音波式加湿器が主流となっている理由

美容と健康への意識が高まる昨今、特に冬は空気の乾燥に加え、暖房による乾燥もひどくなることから、加湿器に対する注目が年々上がっている。昔、乾燥の少ない石油ストーブが主流だった頃は、ストーブの上にお湯を入れたやかんやお鍋が置かれていて、白い湯気が立っているという光景が家庭の一場面としてよく見られたが、ストーブが暖房に代わった今、やかんや鍋は、蒸気を機械的に作り出す加湿器へと姿を変えた。そして、その種類は今や多岐にわたっている。


まずは、原始的なやかんや鍋のお湯と同じ原理のスチーム式の加湿器がある。水を沸騰させてお湯にし、湯気を出すというものである。それに風を送り出すファンが付いていたら、スチームファン式ともいう。スチーム式の加湿器は、加湿能力が高い点など特徴があるが、一番の利点は、衛生的であるということである。お湯を沸かすのだから、ばい菌などが水に入っていたとしても死んでしまう。しかし、加熱する分危険も伴う。噴射口は熱くなり、小さなお子さんが触ってしまったら火傷してしまう危険性がある。


また、加熱するという方法は、消費する電力も高く、ぐつぐつと水が煮える音がする。以上のような欠点をカバーする加湿器として、超音波式の加湿器が最近は広く出回っている。超音波式とは、水を超音波振動によって細かく破砕し、その細かい水の粒をファンによって噴き出すという方法である。加湿能力は高いまま、消費電力を小さく抑え、ランニングコストもかからない。またほとんど音がしないという点も超音波式の利点であると言えよう。


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